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2023-03-03 13:04:00

相決り  読めますか?

こんにちは!

先日紹介していた組立式屋台の製作が終わっても、工場内の機械音がやみません♪

事務所にいると木を削る音や切る音、何かの機械音が響いてきます。

今度は何やら、同じ加工の板材を大量に作っています・・・

スタッフも一緒に。

P3035076.JPG

↑↑↑ 長さが同じものが何枚も!

さらに長い板は工場の四方に立て掛けて、せっせせっせ💦と作業中。

P3035080.JPG

こ~んなに長い木まで👀

 

そして、出来上がったもの一枚一枚には、、、

P3035078.JPG

P3035079.JPG

 

中央付近に方角と数字が・・・

な~ぜ~???

どちらのお宅?そして何に使うのでしょうか👀

こんなにたくさん使うところって・・・

 

 

そこで社長に聞いてみると、奥深い話が聞けました💡

 

上の写真でも分かるように、同じ杉の板でも色味が全然違います。

赤いところと白いところ。←これ、シロウトの言い方ですね( ´∀` )

赤身と白身と言い、芯に近いところが赤身、その周りの部分を白身といいます。

そして、芯材の赤身部分は水に強くカビにも強いようです👆

P3035085.JPG

なので、赤身の多い板材を屋根の下部のほうへ、白身の多い板材を上部へと分けているそうです。

上部の白から赤へとグラデーションにしていくため、

一枚一枚、各板材を見極め、加工段階から使う場所を決めているそうです✨

それで、板一枚一枚には方角と番号が振られているんですね👀

なるほど~💡

 

現場では、紐をほどき、順序良く施工していくのですね。

これぞ 段取り八分!

出来上がりがどんな風に見えるのか、今からとても楽しみです。

屋根部分なので、早々に見れるのでは⁉ と期待しています☆

 

 

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ちなみに屋根は、こうして組んでいきます。

これを  相決り というそうです。←全然、読めません( ノД`)

 

アイジャクリ

木の収縮によって合わせ目に隙間が空いても、隙間が抜けないような技法です。

よく考えられているんですね・・・もはや理にかなったデザインですね。

 

和木家工房では、新築に使う木材、板一枚から考えておつくりしています。

現場に納品される木材も、工場で一度加工してから搬入しているものも数多くあります。

 長く住まう家だから、和木家で建てる家だから、お施主様に満足して喜んで頂きたい・・・

そんな社長の思いが板一枚にも込められています☆

 

 

もうすぐ、今日紹介した屋根材を使用するY様邸のお建前が予定されています!

今、和木家では島田市のS様邸と同時進行で準備が着々と進められています。

 

 

-sumi